スピリチュアリズムでおはようSUN

シルバーバーチの志を学んでいます

H係長のこと

僕はダム管理の仕事をしているんですが、管理は公的な機関がやっていましてね。
職員さんは公務員です。

うちの会社はそれを支援する業者になります。

 

山奥での勤務で普段はのどかなものです。

職員さんの一人にH係長という方がおられましてね。
結構キャラが濃い方なんです。

 

容姿は芸人さんの芋洗坂係長によく似た感じで
どっしりと大きな身体をされてましてね。
小さなことにはこだわらない大らかな性格の方です。

 

大らかな性格と言ってもいいように表現するとそうなりますが、
別の言い方をすれば「だらしがない」とも言えるわけでしてね。

 

いつも無精ひげをはやしておられ、
裾がやぶれた仕事用のズボンを履いておられましてね。
かなり寒い時期でもTシャツ一枚です。
そのTシャツもいつ頃から使っているのか解りませんが
洗いすぎで生地が薄くなりすぎているようで
パッと見ると乳首が透けて見えてるんです。


言ってはいけないことですが、周りからは
「頭の中も裸の大将」なんて陰口を言われています。

でもH係長は一向に気にしないご様子です。

 

僕が特に気になっているのはH係長の机の上でしてね。
書類などを無造作にグチャグチャに積み上げてあるんです。

机の上をこんな錯乱した状態にしていたら
出来る仕事も出来なくなるのではないか?とつい思ってしまうほどです。

 

だらしのない状態は霊的にもマイナスがマイナスを呼ぶような

すごく良くない状態だと思います。。。

 

整理しはったらいいのにな…。。
といつも思うのですがそんな直言することも出来ず
なんとかならないものかと気をもんでいたんです。


ちょうど一年前の7月末のことですが僕とH係長の二人でダム湖の水上巡視に行きましてね。僕が巡視船の運転をしまして。

 

ダム湖の上流の上限まで行って、さあこれからUターンして帰ろうというときに事故が起こったんです。

水深の浅いところまで行きすぎて、水中に岩がたくさん突きでている処に
入り込みまして。

 

身動き出来ないところを強風で流されて巡視船のスクリューが川底にあたり舵がきかなくなるという事故だったんです。

 

もちろん船長である僕の責任なんですが事故処理に大変な思いをしました。


それから丁度一年経ちまして、今年の7月末にまたH係長と二人で水上巡視に行ったんです。

今年は去年のような事故をしてはいけないぞ、と入念に気合いを入れて行きました。
出航前に守護霊にも祈りましてね。

「どうか無事に帰ってこれますように」と。

 

去年の事故から水上巡視の際は事前にどこでUターンするかという視察を事故防止策として行うようになりまして。

 

その視察も責任上、全部僕がやっていたんです。

 

今回も事前視察をやって満を持してH係長と水上巡視にいったんです。

出発してから1時間経ちまして、さあこれからUターンして帰ろうという時です。
実は今回もまたトラブルがありましてね。

 

前進と後進をコントロールするスロットルレバーがおかしくなったんです。
通常はスロットルレバーを前に倒すと前進で、後ろに倒すと後進なんですが、スロットルレバーを前に倒しても何故か「後進」し始めたのです。

 

その時までは普通に運転できていたんですけどね。
今回は何かにぶつかったとかは無い状態でそうなりまして。
わけが解らんわけです。

そのうちスロットルレバー自身が効かなくなりまして、
前進も後進も出来なくなって完全に操船不能の状態になったんです。

 

ちょうどUターンして帰ろうというときのタイミングでして
状況的に一年前とほぼ同じ状態です。

 

「こんなことあるかなあ…。。」
という状態でですね。

 

もう意味が解りませんわな。

 

それから救助を呼んでですね。

 

巡視船は2隻ありますので、もう1隻で他の職員さんと僕の上司がやってきてくれまして。
その船に曳航してもらって帰航したんですけども。

 

今回は巡視船の機械の問題だったんですが
もう格好悪くてですね。

 

2年連続でこういう状況になるなんて
「どないなっとんねん!」

ですわな。

 

操船不能になって救助船を待っている時にH係長としみじみと話をしましてね。

 

「もってますよね。」と。

 

こんな偶然はないだろうというような偶然の事件です。

 

「何たること…。出航前に守護霊にもお祈りしてこの結果とは…。
何か結構重要な霊的原因があるはず。。。」

と思いましてね。

 

もちろん霊的には偶然というものは無いわけですから。

霊的世界の関与は必ずあると思いましたが、
どういう意味があるのかと色々考えました。


「天の意志・霊界の思惑」

といったものはどんな出来事にもあるわけですが、その霊的解釈は様々に出来るわけで…。

さて。それをどうのように解釈するか。。。

こうしたところに霊的な個性が現れるんだろうなあ。
と思いながら考えたんですけども。

 

一瞬、H係長がマイナスを引き寄せたんじゃないか…?
もしかすると低級霊的世界では実際そういう要素があるのかもしれない…。。。
とも思いましたけども。

 

でも、その解釈はあまりよくない。と思いましてね。

 

他に責任を転換する発想はそれ自体が低級霊的ですのでね。

全部自分に責任はあるはずだと思いなおしまして。

 

では僕はどうするべきだったのだろう?と思いますと。

船の機械の構造を知る努力をしていなかったのが原因かな?
とも思いました。
しかし機械屋でもないし、設備屋の僕としてはややハードルが高いのではないか?とも思いますしね。
ただ今まであまりにも機械の勉強はしていなさすぎだったので努力はしないといけないな…と思いました。

 

それ以外には船の操船については問題なかったはずですし、巡視前の事前視察も行って準備は怠ってないわけです。

 

もしかするとH係長の背後霊が僕になにか言いたいことがあって
現象を起こしたということもありうる…と思いましてね。

 

失礼かもしれませんが、もしかするとH係長には「愛」が足りないのかな?と思いましてね。

H係長は独身で、あまり「愛される」という経験が無いような感じの方でしてね。
慢性的に「愛」が不足しているのかもしれない。と思いまして。

 

H係長の為に「愛」のあるお祈りをしてみようと思ったわけです。

 

祈りは常に神(大霊)にとって良きものです。

 

愛を込めた祈りを通路にして霊界が働きやすくなり
H係長に何らかの変化が現れるかもしれない。と思いましてね。

 

今までH係長のだらしなさに気をもむ事はあっても

それを傍観するだけで自分から何か行動してみるということはありませんでした。

祈りの効果を知っているはずなのに…。。

「これはいかん。」

「ようし。やってみよう。」と思いましてね。

 

その日以来、こっそりとH係長の為にお祈りしているんです。

 

「神よ。H係長というあなたの子が神の愛とともにあり
神として幸せでありますように」
「H係長の守護霊さま背後霊さま、どうかよろしく導いてあげてください。」

 

こんな感じでですね。

もしかしたらH係長の机が整理されて綺麗になるんじゃないか?
だらしのない外見も小綺麗になるんじゃないか?

そして霊界からのサポートがありH係長を愛する人も現れるんじゃないか?と願いながら。。。

 

H係長の親御さんになった気持ちで、親が子を優しくあたたかく見守る気持ちで「愛」を送る祈りをしています。

 

エスは「自分を愛するように隣人を愛しなさい」と言ったそうですが
隣人愛とはこういう些細なことを言うのかな?と思うようになりましてね。

 

祈りには時間と集中力を使いますし、心を整えて

一手間かける必要があります。

 

宗教者に祈祷を依頼すれば謝礼が必要ですが、こちらは見返りはありません。

ただ隣人の幸せを祈るのみです。

こうした祈りはなるほど霊的にすごくいいと思いましてね。

それに気付かせて頂いて、また隣人愛の実践をさせて頂いて
H係長には感謝しないといけないなあと思っています。


もしかすると霊界はこういうことが言いたかったのかな?なんて思ったりもしています。
今回こういう事件が起こらなかったら気が付かなったと思います。


それからなんですが。。。

 

あれから3週間ほどたちましたがH係長には今のところ特に変化はありません。
相変わらず机の上は書類で山盛りのグシャグシャ状態ですし。。。
だらしのない外見も相変わらずです。

 

霊的な世界では何かの変化はあるとは信じたいんですけども。。。

霊界も努力はしてくれているとは思うんですが
現象面でどういう現れがあるかは計り知れないところだと思います。

 

とりあえず経過を観察しながらお祈りは続けたいと思います。

H係長に何らかの変化があってそれに気付くことがありましたら
またブログで報告したいと思います。